全国聴覚言語障害者福祉研究交流集会は、1984年に京都府綾部市にある『いこいの村』で「いこいの村研究交流集会」-重複重度の聴覚言語障害者の発達と権利を考える集会-として第1回が開催され、1996年までの12年間にわたり続けられてきました。

 この「いこいの村研究交流集会」は、1997年に全国的な取り組みへの発展を目指して集会名称を「全国聴覚言語障害者福祉研究交流集会」に変更し、京都(第1~2回)・大阪(第3回~4回)・埼玉(第5回~6回)で2年毎の持ち回りで開催されてきました。第7回からは『(社福)東京聴覚障害者福祉事業協会』、また第9回集会からは『全国ろう重複児・者家族連絡会』、第も主催団体に加わりました。

 集会では、聴覚障害者当事者をはじめ関係する人たちと共に、これまでの運動・事業・福祉実践の到達点を確認し合い、ろう重複障害者や高齢聴覚障害者、そして地域で暮らす聴覚障害者の抱える課題についての学習交流をすすめてきました。

 第9回の集会から、「全国ろう重複児・者家族連絡会」も主催団体に加わり、組織の拡大を図りながら、重複障害をもつ聴覚障害者と高齢の聴覚障害者の暮らしや権利、発達を目指す集会として発展してきました。

 毎年、主管となる法人が持ち回りで内容を検討している入門講座は、聴覚障害者のライフステージに合わせた支援の中心にした実践報告とその地域の運動の特色が見える講座になっています。

 その他分科会は主催法人会議で内容を検討し、毎年、継続した討議ができるような内容になっています。

全聴福研のあゆみ | 全聴福研について | 第27回全国聴覚言語障害者福祉研究交流集会

 全国聴覚言語障害者福祉研究交流集会は、1984年に京都府綾部市にある『いこいの村』で「いこいの村研究交流集会」-重複重度の聴覚言語障害者の発達と権利を考える集会…